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【旭化成メディカル導入インタビュー】タイ現地のエニー生と連携。現地での診察受診に至る意思決定のインサイトを掴むデプスインタビュー

8月24日
読了時間: 6分


事業の海外展開を考えるとき、必要なのは市場規模や現地の制度情報だけではありません。サービス選択の際には、現地で生活する方の価値観や関心ごとなど、意思決定のプロセスを把握することが重要です。そしてそれらの意思決定を引き起こすトリガーは、現地の商習慣や生活習慣、国民性などが大きく影響します。


これらを現地にゆかりのない人が調査しようとする場合、そうしたバックグラウンドが異なるが故にコミュニケーションの齟齬が頻発し、精度の高いインタビューや調査を実施することは困難です。


一方で、海外生活者への定性調査は、自社で実施するにはコストがかかるほか、そもそも現地での接点創出から始める必要がある場合も少なくありません。専門業者に依頼する場合は、コストが膨らみます。


今般、PROJECT anyが提供する「若者研究所」を利用した旭化成メディカル株式会社様は、海外市場に向けた情報設計の検討にあたり、現地生活者が私費での検査・治療をどのように判断しているのかを把握することを目的に、インタビューを実施しました。本取り組みでは、現地生活者に対して、受診の判断ポイント、信頼の置き方、必要な情報、資料に対する受け止め方などをインタビューし、今後の情報設計やコミュニケーション改善につながる示唆が得られました。


本調査にあたり、PROJECT anyを選択した理由やそのポイントについて、販売本部販売統括部学術グループ長の鯰田健一朗様に話を聞きました。


(※)エニー生とは、エニーに所属する18~29歳の若者を指す。エニー生は、エニー内で提供される自己内省プログラム『SEARCH MYSELF ~EQトレーニング~』を全員修了しており、同内で募集される企業調査(グループインタビューやデプスインタビュー)に参加したことのある方を含みます。



目次


  1. 導入の背景

海外市場に向けて情報発信や事業展開を考える上でハードルとなるものは、「生活者が何を基準に判断しているのかが分からない」という意思決定基準です。

インターネットやAI、SNSを通じて制度や医療環境の違いは調べられても、現地の一般消費者が、何に信頼や不安を感じ、何をトリガーに意思決定をするのかという感情の揺らぎは、定量データだけでは判断しづらく、現地の価値観などに紐づくものであることが往々にしてあります。

今回の取り組みでは、そうした“行動の手前の意思決定プロセス”を捉えるために、エニーを通じてタイ現地の生活者インタビューを実施しました。



  1. 自社・他調査会社で海外調査を行う際の課題

(社内実施時の課題)現地のターゲット選定に工数がかかる

生活者調査では、単に人数を集めるだけではなく、テーマに対して適切な対象者に会えるかが重要です。海外となると、その接点づくりだけでも相応の工数がかかります。


(社内・他調査会社実施時の課題)異文化・言語の壁により、インサイトを獲得しづらい

医療や健康に近いテーマは、建前の回答になりやすく、本人が言いにくいことほど表には出にくい領域です。だからこそ、質問の仕方や流れの設計が重要になります。



  1. PROJECT anyの若者研究所だからできたこと

現地在住の日本人エニー生と現地出身者の2名体制により、現地の文化を汲んだコミュニケーションが可能

今回のインタビューでは、現地での生活経験や文化的な感覚を持つエニー生との連携により、単なる回答内容だけでなく、その背景にある迷い・ためらい・判断の順序まで含めて整理することができました。

「現地の生活感覚を持つエニー生だからこそ、言葉そのものだけでなく、そこに含まれる温度感やニュアンスをすくい上げながら、生活者の文脈に沿って理解できた」と、担当者の鯰田さんは言います。


現地の若者を活用した日常会話から本音を引き出す

生活者インタビューでは、相手が「調査されている」と感じた瞬間に、答えが整いすぎたり、無難になったりすることがあります。

その点、今回のように現地の大学生・20代に近い立場のエニー生が関わることで、日常会話に近い空気感が生まれ、構えすぎない本音が出やすくなります。

企業の調査担当者や外部の調査会社が入ると拾いにくい、「なんとなく不安」「実はそこが気になる」といった生活者の感覚まで引き出せたことは、PROJECT anyならではの価値でした。

エニー生自身が“引き出す力”を持っていること

PROJECT anyのエニー生は、対話や自己理解を深めるプログラム「サーチマイセルフ」を通じて、

  • 行動の奥にある動機を探る力

  • 曖昧な感覚を言語化する力

  • 本音を引き出す問いを立てる力

を磨いています。そのため、ただ質問項目を読み上げるのではなく、相手の反応に応じて問いを調整しながら、“本人も気づいていなかった判断の背景” に触れていけることが、今回のインタビューでも活きていました。


PROJECT anyが、企業の意図と生活者の声をつなぎ、実務につながる示唆へ整理

PROJECT anyでは、企業が本当に知りたいことや今回の調査で押さえるべき論点を、運営側が事前に整理したうえでエニー生へ共有しています。

そのため、現地で得られた生活者の声をそのまま並べるのではなく、企業の意思決定に必要な観点に引き直しながらヒアリングと整理を進めることができました。今回も、生活者のリアルな声を、企業が次のアクションを考えやすい形に翻訳し、実務で活用しやすいアウトプットへとつなげることができました。



  1. 海外調査を“実務につながる形”で進める価値

企業側が抱えやすい悩み

海外調査に関心があっても、現地の対象者にどう会えばよいかわからない、社内で設計・調整・インタビュー実施まで回す余力がない、インタビューしてもきれいな建前しか取れない気がする、調査結果をどう社内で使うかまで設計できない、といった悩みを持つ企業は少なくありません。


PROJECT anyが提供できる価値

PROJECT anyは、海外生活者の声を集めるだけでなく、企業が次の判断に使いやすい形まで整理できることが特徴です。

今回も、現地での受診判断や情報の受け取られ方をインタビューで把握したうえで、判断のポイント、安心につながる情報、資料改善の方向性といった観点に整理し、今後の検討材料として活用しやすいアウトプットへつなげました。

海外市場に向けて、いきなり大規模な調査を行う前に、まずは現地生活者のリアルな声を通じて判断の構造を把握したい。そうした場面で、PROJECT anyは実務に接続しやすい形で伴走することができます。



  1. 会社情報

会社名

旭化成メディカル株式会社

(2027年4月、旭化成メディカルは、MILIFE CAREに代わります)

担当者

販売本部 販売統括部 学術グループ

グループ長 鯰田 健一朗さま



PROJECT any との共創プロジェクトにご関心のある企業さまは、

contact@project-any.com」まで、お気軽にお問い合わせください。



 
 
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